■ これまでのキャリアはどんな想いで選択してきましたか？

“面白い商品を世の中に広めたい”、“お客様と商品を繋ぐような仕事がしたい”と思い、入社しました。

まずは営業で働くことを思い描いていましたが、配属先はまさかの人事部。
最初は戸惑ったものの、採用担当として過ごした4年間には、たくさんの気づきと学びがありました。
知っていましたか？人事の仕事には、マーケティングと似ている部分が多くあるんです。
例えば、「学生はどんなことを望んでいるのか？」や「サントリーの強みとは？」といったことを考えるのは、企業のブランディングにも繋がります。
もともと、いろんな人の頭の中を想像したり、アイディアを考えることが得意だったので、人事の仕事は意外にも楽しんで取り組むことができました。
上司も「採用はマーケティングだよね」と言って、様々なマーケティングの考え方を教えてくれ──。次第に“マーケティング職をやりたい！”と強く想うようになり、社内公募を利用してブランド開発事業部へ異動しました。

異動後まずは、スターバックスやリプトンといった提携ブランドの担当になりました。提携先といっしょに、どんな商品を作るかを考え、形にしていく仕事です。
スターバックスとは、「一日中、快適に寄り添う、スターバックス」をコンセプトにした、500mlペットボトル入りコーヒー飲料を開発しました。
使用する原料や価格などの制約が多くあるなか、いかにスターバックスらしい味わいを実現するか・お客様に寄り添う商品にするかを、提携先と何度も議論を重ねました。形にするのは本当に大変でしたが、おかげで満足いく商品を生み出すことができました。

そうして働くうちに、“コーヒーや紅茶とはまったく違うカテゴリかつ、サントリーの自社ブランドも担当してみたい！”と考えるようになり、ブランド変更を希望。
現在、天然水グループの『きりっと果実』担当として日々邁進しています！

■ キャリアビジョン面談では、上司とどんなコミュニケーションをとってきましたか？

人事部時代には「苦手なことよりも、得意なことを伸ばせば良い」と声を掛けてもらいました。
それが、人事の仕事とマーケティングの似ている点に気づいたり、マーケティング職に興味を持つきっかけになりました。

事業部へ異動後は、毎日忙しくて自分のやりたいことを見失いそうになっていたときに「自分にとって仕事は何なのかを明確にしてみると良い」とアドバイスをもらいました。
私にとって仕事とは「自分の人生を面白くするためのツール」。“楽しみながら作った商品じゃないと、お客様にもきっと喜んでもらえないだろう”という考えに至りました。以降、“忙しいなかでも仕事を楽しもう！”と前向きな気持ちで働いています！

■ 今後のキャリアビジョンについて教えてください！

もともとの“面白い商品を世の中に広めたい”、“お客様と商品を繋ぐような仕事がしたい”という気持ちに変わりはありません。
現在、事業部で「商品を形にしていく仕事」をしていますが、いずれはもう一歩先の「どのようにお客様と商品を繋ぐのか」というコミュニケーションデザイン（宣伝）にも携わってみたいです。
ひとつの商品に限らず、いろんなブランドの面白い商品を世の中へ広めていきたいと考えています。