■ これまでのキャリアはどんな想いで選択してきましたか？

人の生活を豊かにする仕事を軸にキャリアを考えてきました。

学生時代は、機械工学を専攻し省エネの研究を行っていたことから、インフラ企業なども視野に入れて就活をしていました。考えを深めていく中で、「人の楽しい瞬間」を創造する仕事に魅力を感じました。
特に、商品として目に見えるかたちでお客様に届く「ものづくり」の仕事が気になっていきました。

サントリーを選んだのは、自身が大好きな「ザ・プレミアム・モルツ」などの商品があったこと、インターンシップに参加し仕事の具体的なイメージを掴んだこと、そしてフレンドリーでメリハリのある社員が多いと感じたからです。
自然とサントリーへの入社を決めている自分がいました。

■ キャリアビジョン面談では、上司とどんなコミュニケーションをとってきましたか？

上司は気軽に悩みを相談できる存在で、工場で現場のものづくりを勉強してスキルを身につけた上で、全体統括の立場から技術支援をしたいというビジョンを伝えていました。

初期配属先であるソフトドリンク工場で、製造ライン新設や更新、 省エネ・省水活動の推進などの業務を経験しました。
現在所属するエンジニアリング部では、国内外の拠点支援を行っており、工場で身に着けたプロジェクトマネジメントの経験がフルに活かされています。

「人に聞いてみる、そして頼ってみる」ことは、時にとても大事ですよ。拠点の支援業務では、自分が密に携わってきたソフトドリンク以外の飲料、具体的にはウイスキーなどの知識も必要になっています。
飲料の種類が変わると、設備をはじめ何から何まで異なります。私は、困ったときは、実際に現場に行ってそこで働く人たちに教えてもらうことが一番の近道だと考えています。自分の足で知識と人脈を稼いでいます。

■ 今後のキャリアビジョンについて教えてください！

さらに自分の幅を広げたいと考えています。具体的には海外勤務とサプライチェーンに興味がわいています。

海外勤務は入社時にはイメージしていなかったものの、海外拠点への支援を行う中で、変化の著しい成長市場での仕事の魅力を実感し、挑戦したいと考えるようになりました。
現地出張やWEB会議を通じて海外の駐在員やスタッフと仕事をすることで、自信がついてきたことも影響しています。

また、サプライチェーンという大規模な視点で、原料調達から商品がお客様の手元に届くまでの全プロセスを最適化したいと考えています。
倉庫をどこに設置するか、優先的に生産能力を増強すべき工場はどこかなど、総合的に検討する立場として自分の知識と経験を活かしていきたいです。

私は今、人材育成にも携わっています。大変な状況の中で、少しでも自分で楽しみを見つけられて、きもちが切り替えられる素養を持つ人は、どこにいても元気に活躍していると感じますよ。